資本主義ゲーム攻略を目指すものぐさの雑記帳

この仮初めの人生の暇つぶしとして資本主義というゲームの攻略を目指しつつ、日々思ったこと、考えたことを取り留めもなく綴っていきます。

一切皆苦(人生は思い通りにはならない)

人生の大部分は運次第

一切皆苦という言葉があります。
 
これは仏教の用語ですが、ここでの苦とは「苦しみ」というよりは「どうにもならない」という意味であるとされています。
 
つまり一切皆苦とは、人生のほとんどすべてのことは自分の力ではどうにもならない、ということを言っています。
 
冷静に考えると、これはやはりある種の真実を突いているように思います。
 
世の中には自分ではどうしようもない、コントロールできないことが数多くあります。
 
性別、身体的特徴、知力・体力、健康状態、自分の両親、出会う人々……挙げていけばきりがないかもしれません。
 
普段あまり意識しないことですが、自分を構成する要素、取り巻く環境は、ほとんどが自分ではどうすることもできないことばかりです。
 
言い換えれば、人生の大部分は運次第と言えます。
 

その局面で考えられる最善手を打つ

麻雀というゲームをやったことがあるでしょうか。
 
簡単に言うと、山札(牌山)から麻雀牌を引いては捨てを順番に繰り返していき、いかに早く決められた役を揃えられるかを競うゲームです。
 
イカサマがない限り、最初の手持ち牌は完全なランダムであり、自分の番に引いてくる(つもってくる)牌も選ぶことはできません。
 
こう書くと、ほとんど運ゲーのように思えてきます。
 
どこで上手い下手が分かれるのでしょうか。
 
私が思うに麻雀が上手い人とは、戦況を考慮しつつ、その時の手持ち牌からなるべく早く揃えられ、かつ得点の高い役(つまり期待値の高い上がり)を考え、その局面局面で最善と思われる手を打つことができる人だと思います。
 
一方初心者は何が良い一手なのかがわからないため、余計なことをして逆に上がりから遠ざかってしまうということがよくあります。
 
これを何順か繰り返していくうちに、初心者はいつまでたっても上がりに近づけない一方で、上級者はどんどんゴールに近づいていきます。
 
麻雀はその時その時に最善と思われる一手を打ち続けていくゲームだと言えます。
 
ここに人生のヒントがあるように思います。
 
私はあまり人生の勝ち、負けという考え方が好きではありませんが、"勝ち"を目指すのであれば、いかにその時の最善手を打つかということに注力すべきだと思います。
 
自分の今の状況を周りと比較しようとしたところで、最初の手持ち牌からこれまでつもってきた牌、何から何まで違うのです。
 
それらは結局どうすることもできません。
 
自分にできるのは、その時の状況からベストと思われる判断をして、実際に行動に移すことぐらいです。
 
現実の世界ではその時には何が最善な一手かわからないことも多いと思います。
 
そのため事前にきちんとした戦略を練っておき、ある程度の試行回数をこなせば、周囲から抜きん出ることは十分可能なのではないでしょうか。
 

時には諦めも必要

麻雀の世界では、ある程度以上打てる面子が集まると、何百戦こなして初めて差が出るといった類の運ゲーになっていきます。
 
どんなに最善と思える手を打ち続けても、一向に良い牌が来ない、他のプレイヤーが次々と上がっていく。なんてことがザラにあります。
 
もはやどうあがいても勝つことができない一局というのが少なからずあります。
 
そんなときは潔く諦めるしかありません。
 
絶対に勝ってやる、今回だけは負けられないんだ。そう思ったところで、どうにもならない現実との狭間でただただ苦しむことになるだけです。
 
そんな時に思い出したいのが冒頭の一切皆苦という言葉です。
 
人生は基本的に思い通りにならないものだ。しょうがないさ。
 
そう思えれば、随分肩の力が抜けるのではないでしょうか。
 
その時自分がベストだと思うことを精一杯やってみる。それでダメだったらしょうがない。
 
努力することを放棄せず、かつ過度な期待をすることなく生きる。そんな考え方が現実的な気がして、私は好きです。