資本主義ゲーム攻略を目指すものぐさの雑記帳

この仮初めの人生の暇つぶしとして資本主義というゲームの攻略を目指しつつ、日々思ったこと、考えたことを取り留めもなく綴っていきます。

資本主義社会を生きる上での最重要スキル

資本主義社会を生きる上での最重要スキル

昨今、この競争社会を生き抜くためのスキルを身に着けることの重要性が叫ばれています。
 
それはある種の資格であったり、特定の技術であったり。とかく他者との差別化が求められる時代だと言えます。
 
しかしスキルと一口に言っても、世の中には数限りない資格や技術があります。どのスキルの習得に労力や時間をかけるかということはよくよく考えなければなりません。
 
そんな中、私がこれからの時代に最優先で身に着けるべきだと思うスキル。
 
それは投資のスキルです。
 

確かな価値のある金融商品を適切な価格で買う

私たちが生きるこの資本主義社会は文字通り、資本の量が物を言う世界です。
 
であれば、この社会を生きる上での生命線とも言える資本を守り、いかに増やすかという投資のスキルは最重要スキルの一つと言っても過言ではないと思います。
 
では投資のスキルとは具体的にどういったものでしょうか。
 
私が思うに、それは確かな資産価値のある金融商品を見極め、適切な価格で売買できるということだと思います。
 
資本主義社会では資本が資本を生み出しますが、それは確かな資産価値のある商品に資本を投入することが前提となります。世の中にはたくさんの金融商品が存在しますが、まさに玉石混合であり、その実投資に値しないものの方が多いと言えるかもしれません。
 
若くして大金を手にしたスポーツ選手が、後年に一文無しになってしまうというケースがあります。彼らは一時的にであれ、まとまった資本を有しているという意味では資本家と言えるかもしれません。
 
しかしせっかく手にした大切な資本を失ってしまうのは金融リテラシー、投資のスキルを欠いているからです。
 
真の資本家は資本から新たな資本を着実に生み出していきますが、それは彼らが確かな投資のスキルを身に着けているからです。言い換えれば、確かな資産価値というものを見極める目を持っているということになるでしょうか。
 
ただし注意すべきは、資産価値のある商品を見抜くことができたとしても、その商品の本来の価値以上の価格で買ってしまっては賢い投資とは言えないということです。
 
その商品が投資する価値のあるものであるかどうかを見極めること。それと同時に、その商品にどれくらいの価値があるのかということを考え、それに見合った価格で買うこと。それらが出来て初めて、堅実な投資と言えるのではないでしょうか。
 

裁定取引が+αのリターンを生む

確かな資産価値のある金融商品を、適切な価格で売買すること。
 
これが私の考える投資スキルだということを書きました。
 
しかし賢い投資家は、さらにリターンを増やす余地があることを知っています。
 
市場で取引される金融商品は往々にしてミスプライシングされているものです。
 
市場では常に適正な値付けが行われているという効率的市場仮説という学説があります。しかしそれはあくまでも机上の空論です。
 
この仮説は人間が経済的合理性に基づいて行動することを前提にしています。しかし情動に支配された動物である人間は、実際には恐怖や興奮といった情動に駆られて合理的な判断・行動をとることができません。それを裏付けるものとしてプロスペクト理論などが指摘されています。
 
市場には常に非効率性が存在し、そこで取引される商品は割安であったり割高であったりします。
 
そこに利益の源泉があります。
 
ミスプライシングで割安に放置されている金融商品を見つけ裁定取引をすることで、後々の商品価値の見直しによる差益を手にすることができるのです。
 
つまり割安で確かな資産価値のある金融商品を見つけてそれに投資することで、適正な価格で金融商品を買った時以上のリターンを得ることができるのです。
 
そのことを知っているプレイヤーの資産は、フランスの経済学者トマ・ピケティが『21世紀の資本』で言うところの"R"よりも早いペースで今も増え続けています。