資本主義ゲーム攻略を目指すものぐさの雑記帳

この仮初めの人生の暇つぶしとして資本主義というゲームの攻略を目指しつつ、日々思ったこと、考えたことを取り留めもなく綴っていきます。

働かざる者食うべからず?

働かざる者食うべからず?

「働かざる者食うべからず」という言葉があります。これはロシアの社会主義者、レーニンの言葉だと言われています。
 
この言葉は日本にも広く浸透しており、私の親などもこのような考え方をしています。まぁ心情的にはわかる話です。というか私もどこかでそう思っている節があります。
 
普段私たちが快適に生活することができているのも、たくさんの人達の労働のおかげです。
 
それに一方的にタダ乗りするようなことはしたくないなと思う部分もあります。
 

必要な労働力は減る一方で、まだ何をするにも金が必要

産業革命以降、何をするにも人手が必要だった時代から、機械化により生産性はどんどん向上してきました。
 
それは社会の維持に必要な労働力が少なくなってきているということを意味します。昔に比べると、少ない人手で世界中の消費・需要を満たすことができるようになってきているのです。
 
今後はAIの発展によって必要な労働力はますます減っていくことでしょう。
 
またこの競争社会では、利益の極大化というインセンティブが働くことにより、人件費というコスト削減の名の下に、人手(雇用)をどんどんと排除する方向に進んでゆきます。Winner takes all、勝者総取りの原則により、一つの業界で共存できる企業・労働者の数はより一層限られてきます。
 
このルールの下では企業は可能な限りの生産を行います。消費しきれず余ったものは捨てられていきますが、一方で職に就けず、明日食うにも困っている人々がいます。
 
現行の仕組みでは、何をするにもお金のやり取りが必要だからです。
 

勤勉に働きさえすれば良い時代は終わった

もちろん誰もがやりたがらない仕事というのは、人手不足になりがちです。
 
しかし得てしてそういった仕事は朝から晩まで休まず働いたとしても、生活していくのがやっとの低賃金の仕事であることが多いものです。
 
機械化・IT化によって各業界で必要な労働力が減ると、失業した求職者が溢れるため、賃金を上昇させるインセンティブが働きません。
 
またグローバル化により特別なスキルを必要としない仕事の賃金は、究極的には新興国の労働者と同じ水準まで下がっていくことになるでしょう。
 
そうしてギリギリの環境で働くなかで一度健康を損なえば、たちまち路頭に迷ってしまいます。
 
もはや戦略を持たずに愚直に休みなく働いたところで、やってはいけないという現実があるような気がします。
 
かつてモノが不足し、生産にも多くの人手が必要だった時代には、働かない人とは単なるタダ飯食らいとして周りから疎まれる存在であったのでしょう。
 
しかしもはや少数の手で社会が維持できるようになってきており、これまでとはゲームのルールが変わってきているのです。そのことをまず認識する必要があると思います。
 
何も考えずに勤勉に働きさえすればよかった時代は終わりを告げようとしています。
 
そんな時代を生きるには、まずこの社会の仕組み、ゲームのルールを把握することから始まるのではないかと思います。