資本主義ゲーム攻略を目指すものぐさの雑記帳

人生の暇つぶしとして資本主義というゲームの攻略を目指しつつ、日々思ったこと、考えたことを取り留めもなく綴っていきます。

おっさん上司はなぜ飲み会をしたがるのか

会社員(雇われ労働者)にとって避けては通れないもの。職場の飲み会。
 
いったい誰得なんだと思っている人も多いのではないでしょうか。
 
最近は飲み会ばかりの会社というのも減ってはきているようですが、まだまだ頻繁に開催されているところも多いことでしょう。
 
得てしてそういう職場には、飲み会好きなおっさん上司というものがいます。
 
しかしなぜおっさんはことあるごとに飲み会をやりたがるのでしょうか?
 
今回はそれに関する考察をひらめいたので、披露してみたいと思います。
 

おっさんは会社の同僚を部族の仲間だと考えている

会社は一般的に、自社の利益を追求する営利組織です。
 
その構成員である会社員は、それぞれが自分の持ち場で任された役割をこなすことで会社という組織の利益に貢献します。
  
ところで、この構図は何かに似ていると思わないでしょうか。
 
これはまさに集団で協力して獲物を仕留めに狩りに出掛けていた原始時代の部族の有様そのものです。
 
部族は仲間同士で協力して収穫した獲物を持ち帰って皆で分け合いますが、会社員も役割分担をしてみんなで稼ぎ出した利益を賃金という形で分配しているのです。
 
話を元に戻すと、ここで一つの仮説が浮かび上がります。
 
つまりおっさんは同僚のあなたのことを同じ部族の仲間だと無意識のうちに認識しているのではないかということです。
 
ではなぜおっさんは会社で四六時中顔を付き合わせているにもかかわらず、部族の仲間との飲み会を開きたがるのでしょうか。
 
そのようなおっさん心理を理解するうえで、重要なヒントが以下の記事に隠されていることに私は気が付きました。
 

人間は言葉や文字をつくり、現代ではインターネットやスマートフォンなど、身体は離れていても脳でつながる装置をたくさんつくってしまった。
だから、安易に「つながった」と錯覚するけれど、実際には信頼関係は担保できているわけではないという状況が生まれています。
合宿をして一緒に食事をして、一緒にお風呂に入って、身体感覚を共有することはチームワークを非常に高めてくれますよね? つまり我々は、いまだに身体でつながることが一番だと思っているわけです。
人間にしかないチームワークを支えているのは、類人猿の時代からの身体感覚なんですね。
 
身体感覚の共有がチームワークを支えている……
 
つまりあなたを飲み会に誘いたがるおっさんは深層心理で、飲み会という同じ時を過ごして身体感覚を共有することであなたとの絆を深めたいと思っているのです。
 
単に武勇伝を聞かせて承認欲求を満たしたいと思っているしょうもないおっさんも中にはいると思いますが、おそらく大多数のおっさんは部族(部署)の絆を深めたいという原始的な欲求からあなたを飲み会に誘っているのです。
 
人間だれしもコミュニティへの帰属欲求というものを持っていますが、頻繁に飲み会を開きたがるおっさんというのは、その帰属欲求が少しばかり他の人よりも強い寂しがり屋なのかもしれません。
 

女の子と仲良くなりたいならキャンプに行け

ところで仲間との絆を深めるということで言うと、飲み会も悪くはないと思いますが、もっといい方法があるのではないかと私は考えています。
 
それはリア充の代名詞とも言えるキャンプに行くことです。
 
なぜだと思いますか。
 
キャンプ場はたいてい自然豊かな場所にあり、虫の音、焚き火の匂い、木々の肌触りなど、人間の五感を刺激する要素であふれています。
 
そんなワイルドなロケーションで、夕暮れ時にコンロを持ち出してバーベキューをしたりするわけです。
 
さて、これは何かに似ていないでしょうか?
 
想像してください。
 
狩りを終えた部族が集落へと帰り、焚き火を囲んで収穫した獲物を火であぶり、で分け合っている光景を。
 
まさに瓜二つだと思いませんか。
 
つまりキャンプとは原始時代の生活の疑似体験に他ならないのです。
 

 
原始時代の人類は生活を共にすることで部族の絆を深めていましたが、リア充もそれをキャンプという形で疑似体験することで仲間との絆を深めているというわけなのです。
 
これは何も仲間内だけではなく、おそらく紳士諸君が女の子と仲良くなる上でも有効な戦略だと思います。
 
ディ●ニーランドなどという人工物で溢れた虚構の世界*1に遊びに行くよりも、大自然の中で五感をフルに使うようなキャンプ場を訪れることで、お互いの身体感覚の共有が起こりやすく、より仲を深めやすいというわけです。
 
名付けてキャンプメソッド。
 
実際に試してみたという読者の方の体験レポをお待ちしています。

*1:不快に思われたディズニーファンの方、大変申し訳ありません。