今週はついに不良債権となっていたジェイリバイブを断腸の思いで損切りしました。
この投資信託はあろうことかNISA枠で買い付けていたので、損益通算もできず完全な大失敗に終わりました。
ジェイリバイブと言えば、ここ数年破竹の勢いで基準価額が上昇してきた日本株のアクティブファンドです。アベノミクスの追い風を受け、過去5年のリターンは133.0%と素晴らしい成績です。
このファンドのコンセプトは、そのリサーチ力を活かして比較的割安な中小型成長株に投資するというものです。
かつてはそのようなファンドだったのかもしれませんが、現状は運用額が大きくなりすぎ、資金の大半を東証1部の銘柄に投じる平凡なザ・アクティブファンドに成り下がっています。
市場全体の成長力で劣る日本株に投資するのであれば、マザーズやジャスダックといった、より非効率な新興市場で成長力のある個別銘柄を厳選することが条件になると私は考えていますが、もはやジェイリバイブはそのようなファンドではなくなってしまっています。
また今後の日本株の動向を占った時、引き続き緩和方向とは言えど、大きな株価上昇は見込めないと考えました。
モメンタム投資家が市場に資金を晒してよいのは、そのポジションにエッジがあると考えられる時だけです。そのエッジが失われた時、その時点での損益がどうあれ速やかにポジションを解消しなければなりません。
エッジのないポジションを持ち続けること。それはリターンに見合わない無駄なリスクを引き受けることであり、本来であればしてはならないことです。
資金効率という観点からも、たとえ含み損が大きかろうと、リスク・リワード比の低くなったポジションは速やかに手仕舞わなければなりません。
普段は偉そうに損切りが大事だとか言っているくせに、NISA枠だからと言い訳をして損失の確定から逃げ続けていた男。
それが私です(´・ω・`)