国内株市場と米国株市場はよく対比されるが、参入のハードルが低いのは圧倒的に米国株市場だと考えている。
有名企業やインデックスに投資しておけば、誰でもそれなりのリターンを上げることができる。
しかし圧倒的なリターンが欲しいのならば、選ぶべきは国内株市場だと思う。
日本株、特に小型成長株に投資している投資家は年率20~30%以上のリターンを上げている例も珍しくない。
その源泉は市場の非効率性にあり、市場の歪みをついているという意味では、彼らは投資家というよりもアービトラージャーと言った方が正確かもしれない。
これから多くの産業で市場が縮小していく日本で、持続的な高成長株を見つけるのはますます難しくなっていく可能性が高いが、そういった逆境の中にあっても国策等の追い風を受けて力強く成長していく企業がないわけではない。
市場から見落とされているダイヤの原石を丹念に見分け、拾い上げていく。
そのような目を持つ投資家(アービトラージャー)は、今後も年率換算で数十%のリターンを叩き出していくことだろう。
ただ自分はそのクラスの裁定取引ができるレベルにはなく、今後も基本的には凍死家として優良企業の成長性にベットしていきたいと思う。